タバコとビタミン
βーカロチン、ビタミンC、ビタミンEを多めに!
タバコを1本吸うと体内のビタミンCが約25mg減るとされています。
1箱20本吸うなら、吸わない人より約500mg余分に必要となります。 |
タバコの煙は活性酸素などを含み、大量に吸い込むことにより肺などでは酸化が起こりやすくなります。当然、この酸化を防止しようと抗酸化力のあるビタミン(βーカロチン、ビタミンC、ビタミンE)が大量に消費されます。
喫煙者でも血液中のカロチンの濃度が高ければ、肺がんの発生率はかなり抑えられるともいわれています。
愛煙家の方は、百害あって一利なし、とかいわれ肩身が狭くなる一方のタバコですがβーカロチン、ビタミンC、ビタミンEを多めにとって、百害の一部でも減らすことが大切です。 |
お酒とビタミン
ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB2を多めに!
お酒ばかり飲んで、ほとんどつまみは摂らない。そんな方は要注意!
これはビタミン不足というより、あらゆる栄養素の不足を招きます。
お酒はビタミン摂取の役に立ちません! |
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ナイアシン
ビタミンB1
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肝臓でアルコールが分解される際に大量に消費されます。 |
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A
ビタミンB2
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アルコールによって増える過酸化脂質の分解のために大量に消費されます。 |
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B
パントテン酸
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アルコール分解時にできる物質によって活性化が阻害されます。 |
C
ビタミンD |
アルコールによって肝臓が障害を起こすと活性化が阻害されることもある。 |
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肝臓が痛むのはもちろん、大量にビタミンが消費された上に補充がなされなければ、当然ビタミン不足となり病気を引き起こします。
現代では減少傾向にある病気で、ビタミンB1不足による脚気やナイアシン不足によるペラグラなどが、今なお過度にアルコールを摂取する人の中に発症することがあるのはこのような仕組みからです。
お酒を飲むときは、ビタミンをしっかり摂取できるおつまみを一緒にとりましょう!
耳の痛い話し出すが、休肝日を作って、肝臓を休ませることも大切です。 |
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